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トルコ旅行の想い出  2

イスタンブールは人口の多い都市なので、首都ではないかと勘違いするが、国の政策で外国から責められないように内陸に位置しているアンカラを首都として政治の中心を置いているという古くからの歴史があることを聞いた。

渋滞する道路のいたるところに人だまりがあちこちにあって何事かと思っていたら、景気上昇中のイスタンブールに地方から若者や労働者が集まっていて、各企業のマイクロバスが労働者を集めている朝の通勤風景だったのである。

イスタンブールから観光バスに乗ってチャナッカレ、トロイ遺跡、エフェソス遺跡、バムッカレ、コンヤ観光、そしてカッパドキアへとエーゲ海岸を通りトルコ西半周をぐるりと回るコースである。5日間を朝早く出発し日没まで走ったのだが、このハードスケジュールをトルコ人運転手が一人で運転してくれたが、それが心配でもあり不安でもあった。さまざまな世界遺産の中で、最も印象に残ったのはカッパドキアの広大な石灰岩で、風化して出来上がった異様な光景と、紀元前にキリスト教信者がイスラム教徒に弾圧を受け逃亡し岩穴に住み、地下都市を造り何百年もキリスト教を守り続けた跡を見た。若い人たちと一緒に岩山を登ったり、地下にもぐったり歩き疲れて体力的にものすごくハードであったことは確かである。

観光地にはトルコ名物の土産店が数多くあって目を奪われたが、驚いたのは売店で働く店員たちの流暢な日本語に耳を疑い笑いを誘われた。「日本語学校で習ったの?」尋ねたら「お客さんに教わったよ!」とのこと。発音が日本語に近いのだそうだ。「あんたびんぼうね?」とか「1000円で20個安いよ!」1000円!1000円!の声がしばらくの間耳にこびり付いていた。

日本は自給率が39%と言われているが、トルコは100%に近いのだそうだ。バス移動で見た景色の地平線はほとんど畑、畑でオリーブ、オレンジ、トマトの収穫期であった。市場の店頭で売られている豊富な作物は決して大きくなく形も不揃いだが美味しい。リンゴなど小さくて形が悪いけど美味しいし、レストランやホテルでいただいた食事のオリーブの漬物や豆やナスの煮物が本当に美味しくて、帰国してから同じように作って食したほどである。イタリアやウイーン等よりずっと豊かな食糧事情が印象的であった。

同年配ぐらいのトルコ婦人たちに興味を持ち、カメラを向けて写真を撮らせてもらった。日本のおばちゃんに好感を持ってくれたのかトルコ語でペラペラと話しかけられ、笑顔と手招きで会話?できたような気がした。
市民の住宅は集合住宅がほとんどで、道並みに色とりどりのマンションがきれいに並んでいる。どこの建物の屋上にも、ケーブルテレビのアンテナと太陽熱パネルが乗っていて不思議な光景であった。エーゲ海の太陽エネルギー利用を取り入れている?のなら進んだ国の政策ではないかと驚いた。

異国の文化や習慣に触れてみることは新鮮で興味深い。離れてみる日本の良さも海外へ行くたび感じることである。帰国してからしばらくは疲れきってハードな旅行はもうこりごりと思っていたが、ほとぼりが覚めると今度はどこへ行こうか?考えている。
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