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武士の家計簿

  教〇テレビで「拝見・武士の家計簿」4回シリーズで放映しているが実に面白い。

 幕末時代の加賀百万石前田藩の会計係が、仕事以外に自宅の家計簿も克明に38年間も付けた古文書が5年前に見つかったという実録である。なので始めて明かされる武士の生活の様子がわかるという興味深い内容である。

 武士の位は領地で決まり俵米と銀貨が給料になる。その位は現代の会社形式のように社長を中心に5段階ぐらいあって、前田藩会計係は中間職係長ぐらいだろうか。給料は今の金額で言うと年額1230万円というからかなり高給取りサラリーマンである。

 ところが、封建社会時代は今のような民主的ではなく、義理人情を重んずる社会なので、親戚縁者、部下たちに大盤振る舞いを迫られたり、大きな仕事を仰せ付かると否応もなく私財を使って全うする・・・後には借金が残り貧乏生活をする武士が多いという。

 主人、長男、祖母、母、嫁、赤子、下男下女8人家族で、夫々の小遣いは現役の主人64歳が6万円、同職を藩で仕える長男31歳が6千円、祖母は3万円、母3万円、嫁7千円、赤ん坊にも3千円。この配分については説明がないが、家を継ぐ長男を重く見るこの時代には考えられない金額で、高齢な祖母に高額な小遣いを与えるというところは、年長者を敬う習慣を垣間見る事が出来る。

 この番組を録画して繰り返し見ても飽きない面白さである。あと、2回残っているのでまだまだ未知の世界の実の姿が見えると思うとワクワクする。

 

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