変わり往く街並
鉄道新線の開通に伴い、広い造成地に駅が出来、高層マンションが建設中だ。一軒3千万から7千万円という超高価な値が付いている。モデルルーム内装は洋間のみで、天井の高いドアーの大きい、まるで外国人用の家のようだ。近くに住む暇なおばちゃんは、今時のマンションが気になって下見聞の運びとなった次第である。
駅を使うサラリーマン達にとってすこぶる便利な住まいになるのだろうが、景気の良い企業の社員なら無理してでも買うのだろうね。
新線各駅前には、大型ショッピングモールがオープンし客の争奪合戦が行われている。暇なので3箇所の駅のショッピングモールへ話の種に行ってみたら、3館とも同じ仕組みのアメリカ式スーパーである。
都心にある衣料品店や装飾店、靴店その他諸々100店舗のチエーン店と大型食品スーパーとレストラン群、そして映画館群、超広い駐車場とみんな同じ作りである。開店当時は物珍しくお祭り騒ぎで賑っていたが、じわじわと客に飽きが来て、そして閑古鳥が鳴いて・・・などということになりはしないだろうか。老婆心だがあまりに大きすぎてついつい心配する。
超高層マンションが連立し続けている駅には、これから入居者達が何千世帯も集まってくるだろうから、ここは将来の見通しが建つような気がするが、何十年後はどんな街になっているのだろうか。
新興住宅地なので、古くから立ち並んでいた日本の家屋形式が年々新しい西洋街づくりになってきている。見た目が小奇麗で街路樹も美しく、清掃も行き届き理想的な街並みになった。年配者の目から見たら、この変わり様は驚くばかりで、文明の発達を感じながら昔を懐かしんでいることだろう。
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